クラッチア
国ですね。なので,毎週 1 回は osteria や ristorante で食べるようにしています。
今日は都合により今日がその日でしたので,します。
Culaccina di Parma con gnocco fritto です。揚げたニョッキが妙に美味しくて,不健康ですね。
メニューをみたらクラッチーナと書いていますが,どうやら商標らしいです。クラッチアというのが要はランプ,尻肉だということで,豚のケツですね。
なんとなく他の生ハムより赤身が多くてしゅっとしてる印象がありましたが,まあよくわかりません。いちいち別の名前を覚えるのそろそろ疲れてきたので,全部「ハム」って言って欲しい。
なんかウシとポテチです。ほんとは豚が良かったんですけど都合によりウシになりました。何の変哲も無いローストビーフですが,焼き加減が良さでした。
Culaccia に合わせたワインです。Toscana の西岸,Maremma のワインらしく,言われてみれば魚介な味わいかな,と思ったのですが,まあよくわかりません。というかそもそもエチケットがイカだしイカっぽい味わいでした,というのは嘘で,まあよくわかりません。
そもそもよくわかることなんてめったにないし,まあよくわかりませんよね。
タッリアテッレ・イン・ブロード・コン・イ・フェガティーニ
ここはボローニャではない。
ではどこですか?
Veneto です。
というわけで ricetta の概念があります。先日から繰り返し試みているタリアテッレですが,そのタリアテッレを使ったリチェッタがリブロに載っていたのでファッチオします。
Tagliatelle in brodo con i fegatini,すなわち麺をレバーと一緒にダシに入れたもの,です。それならそう書いてほしい。
Brodo はスーパーで売っているダシの概念です。粉末のもあったけど最初なので液体になってるやつを買いました。
タマネギは近所の市場で買います。
Fegatini,どうやら鶏の肝臓のことらしい。そして Fegato が豚だか牛だかの肝臓のことらしい。
材料です。左奥に映っているのがフェガティーニです。そのほか,バター,グラパダ,タマネギ,タリアテッレを使います。
まあつまり,全部炒めてブロードに突っ込めば終わりです。イタリア料理なんてそんなものです。
というわけで左でブロードを加熱しつつ,右で炒めて上で麺を茹でています。リチェッタでは生パスタを使うことになってたんですが,手持ちが無かったので贅沢なコンロ使いになっています。
というわけで出来ました。
本の写真とだいぶ違う気がしますが,それは麺の量が多いからです。思春期なのでたくさん食べて大きくなりたいと思います。
ペペロンチーノ・ラッシュ
みなさんは,本物の人間ですか?
本物の人間は本物の Aglio Olio Pepperoncino を食べます。つまり本物のニンニクアブラカラメです。
ニンニクとペペロンチーノをオリーブオイルで炒めている様子です。
ちなみに最初は香りを出すために弱火でじっくりやって,それからメイラードやるんで焦がしニンニクにしてます。すると見た目が悪くなるんで本物感が出ます。このような状況です。
ところで先日のタリアテッレで学んだのは
タッリアテッレは太いし卵を使っててガッシリしてるので,スパゲティと違ってソースになじみません。
ということです。ペペロンチーノはソースに一気になじませる必要があるので,逆の極にいる spaghettini を使っています。
ところがスパゲッティーニには大きな問題があって,それは麺が細くてソースに良くなじむので,本物のペペロンチーノをものすごく辛くなるということです。今回も,これを食べた後は牛乳とヨーグルトで口内のカプサイシンを流し去る必要がありました。しかしまあ本物のペペロンチーノなので仕方がありません。
ところでこれは近所の食堂で食べたペペロンチーノです。普通の Spaghetti を使ってますね。草が付いてるんでオシャレに見えますが,まあそういうのは本質的ではない。
これ意外と辛くて,イタリア人はわりと本物を理解している可能性があります。ただニンニクの量がたいしたことなかった。
これは別の日バージョンです。ちょっと見た目を意識して最後にニンニクチップと唐辛子?を振りかけています。これも食後の牛乳が必須なやつですが,スパゲッティを使ったので若干マイルドになっています。
これも別バージョンです。焦がしが極まると見た目が悪化することがわかります。しかし味は良くなります。本物の人間は見た目を気にしてはいけないのです。
パッシート
新年ということで近所の ristorante で昼ご飯を食べました。
???
なんか外国語で言われたんでよくわからないんですが,トウモロコシをやったやつ polenta の上に,なんかよくわからない魚介系のなにかがのっていました。
今日のワインです。なんかソービニョンブランみたいな異常な……複雑な香りがしたんですが,一回飲んだだけではよくわからないんでこんど近所で買ってみようと思います。Lombardia のワインだそうです。
Sangiovese と Trebbiano というのがキモなのか……?
あとはまあ流れでやっていきます。Antipasto のよくわからない料理です。
よくわからないなりに名前があって, Fagotto di Scarola Sultanina e Pinoli con Gamberoni Reali といいます。
まあ名前が分かってもしょうがないと言う話ですね。英語も併記してあったんですが英語でもわかりませんでした。
とりあえず fagotto はサンタが持ってるような袋,Gamberoni はエビ,ということで,何かを何かの袋のなかに入れてエビを添えた料理です。
Primo のよくわからない料理です。
よくわからないなりに名前があって,Canederli di Cavolo nero Toscano, Burro di Bufala Barlotti erbetta Cipollina といいます。
まあ名前が分かってもしょうがないと言う話ですね。英語も併記してあったんですが英語でもわかりませんでした。
とおもったら canederli って Knödel のことなんですね。
イタリア北部の国境地帯(オーストリアの文化の影響がある)ではカネデルリ(Canederli)と言う名前になっており、パンを使ったニョッキという位置づけになっている。
そんで最後のデザートと,デザート用のワインです。
これはクレマカタラーナです。以前にもクレマカタラーナについて考えた気がするんですが忘れましたね。表面の層が普段食べてるやつより繊細で,繊細さがありました。
そして今日のタイトルです。Colli Euganei Fior d'Arancio の Alpianae の passito です。
Colli Euganei Fior d'Arancio というのが近所にある山で,こんど自転車で行こうと思ってるんですけど,そこの Alpianae さんが作ったパッシートですね。
これなんですけど,どうやらこの前ファンタオレンジの代わりに雑に飲んでた Fior d'Arancio の Cantina の dolce と同じ地域なんですね。どこにいってもフィヨールダランチョ出てくるの,近所っぽくて良いですね。
ところがこれはパッシートで,つまり干しぶどうから作ったやつだとのことです。ファンタというよりはブドウシロップみたいな感じでした。甘党なので,近所の酒屋で探してみようと思います。
ソバ
今年もいよいよ終わりですね。
というわけで soba が売られていました。
当初は,以前にもらった dashi がまだ残っていると思っていたので,dashi と salsa soya で men-tsuyu を構築して wasabi とやっていこうかと思っていたのですが,dashi はもう使い切っていたようなので,無になりました。
しかたがないので salsa soya を水に薄めたやつで雑に煮込んだものがこちらです。
シェフの気まぐれということでオリーブオイルがかかっていますが,まあ気まぐれというのはよくないですね。
蕎麦は他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味で、大晦日の晩の年越し前に食べる蕎麦である
なら普通に spaghettini でよかったのでは?????
トルテッローニ
みなさん,大晦日ですね。
というわけで大晦日ディナーの様子です。今年の抱負は豚を焼くことです。
というわけで単に豚を焼いて,なんかスーパーに売っていた tortelloni を食べました。
お気づきのこととは思いますが,これは餃子の概念ですね?????
これ正直どうしたらいいかわからなかったんで単に食塩水で煮沸したんですが,それなりに美味しかったです。
いちおう奥に見えているとおり,なんとなくトマトを赤ワインで煮込んだものも,あるいはグラパダを削ったやつも用意しましたが,まああまり不要感がありました。
ほんとうはどうするもんなんですかね?やっぱり焼餃子にすべきでしょうか?
あと一番奥に写っているのが近所の DOCG ワインです。クソ甘くて炭酸で飲みやすくて,しかもしかも 750 ml で 500 円とかなので,完全にファンタの概念です。あっというまに 1 本飲んでしまいました。
来年も豚を焼いていきたいと思います。
ところでトルテッローニとは何なんですかね? 本当はどう料理するんでしょうか?
結局小麦粉でなんかを包めば美味いんだから雑に茹でたり焼いたりしろ,というだけの話なんでしょうか? 安易ですね……。
パタティーネ
そういえば先週は חנוכה でしたね。みなさん,覚えていましたか?
ハヌカ用のキャンドル(חנוכיה)が諸般の事情により*1イタリアとイスラエルを行ったり来たりしているので,今年は雑にこんなかんじでやっていきました。
まあこれでもいちおう聖書のルールイスラエルール*2にはほぼ従っているので大丈夫です。
で,ハヌカということで脂っこいものを食べていかなければなりません。
既に上の写真にあるとおりドーナツやら何やらを無限に食べていますが,これでは足りません。なぜなら脂の祭典ハヌカだからです。
というわけで近所のチェーン店でハンバーガーを食べました。 具体的にはハンバーガーの横に付いてくる patatine というやつが今日の主役です。なぜなら,ここはハンブルクではなく,そしてこの日は脂の祭典ハヌカだからです……???
ところでパタティーネのソースですが,ケチャップと Samurai を注文しました。Samurai とはスーパー辛いソースです。
いったい彼らは samurai に何を求めているのでしょうか?
ともかく脂分を摂取したので,このあとポテトチップスを買って帰りました。
みなさんもハヌカをちゃんとやりましたか?忘れていた人は注意しましょうね。普段から毎日脂っこいモノを食べていると,忘れていても安心なので,おすすめです。